RubyKaigi2016に参加してきました!

初めてRubyKaigiに参加しました。

我が社ではRubyKaigiに2年前から参加している社員がおります。 この2年は東京での開催でしたので地理的には参加しやすかったのですが、今年(2016年)はなんと京都での開催!

京都までの交通費や宿泊費など経費について、社内稟議を通さなければならないというあまり高くないハードルもありましたが、 例年気付いた時には完売しているというSuper Eary Birdチケットが入手可能ということもあり、思い切って参加することにしました。

今年のRubyKaigiには私と某マネージャーの2名で参加して参りました。
9月の上旬はまだ残暑が厳しいイメージがありましたが(特に京都は)、 想像していたより過ごしやすく、初日の朝の雷雨を除けば天候にも恵まれ、 快適にイベントを楽しむことができました。


今年の会場は国立京都国際会館でした。
あの「京都議定書」が採択された会議でも使用された会場ということです。

国際会舘 ↑↑↑会場の外観です。豊かな自然に囲まれた環境でした。東側には比叡山を望みます。


初日の最初のセッションはRubyを開発された「まつもとゆきひろ」さんのキーノート「Ruby3 Typing」
Rubyの型付けについてのお話でした。

印象に残ったのは、静的型付けと動的型付けの言語のトレンドが繰り返しているということ。
一時的に静的型付けの言語が増えたとしても歴史は繰り返し、また動的言語が注目されるとのこと。 (今は静的型付けの言語がややトレンドらしい?)

確かに将来Syntaxを解析手法が向上するなどして、完全にエラーを検出できなくても高い確度で 警告をしてくれるかもしれませんね。そうなれば動的型付け賛成派の勢いが増してくるかもしれません。

将来、Rubyのバージョン3に向けてSoft Typing(仮名?)を導入したいということでしたが、
リリースはまだ大分先になるそうです。というか未定とのことでした。

個人的には動的な型付けがRubyらしいと思っているので、現在のスタイルで進化してもらえることを期待しています。

まつもとさん

↑↑↑ メインホール ひろ〜い!


最終日、3日目の Ruby Committers vs World

最終日の最初のセッションはRubyのコミッターの皆様への質問タイム。

コミッター

参加者からの質問が止まず、時間をオーバーしてしまっていました。
このセッションで印象に残ったのは、Rubyのコミッターが不足しており、高齢化が進んでいること!?

そう言えばRuby界隈だけでなく、ソフトウェア業界で高齢化が進んでいることについて、経済産業省の資料でも2030年頃まで平均年齢が上昇するという推計結果が報告されていましたね・・・

因みに弊社はRubyアソシエーションのスポンサーにもなっており、僅かですがRubyの発展に協力させていただいています。


お疲れさまでした

Welcome to Japan, Welcome to Kyoto

CommitterVsWorld


お弁当、美味しくいただきました。
来年も参加したいですね。

最後に、イベントの主催者の方々お疲れさまでした。
またRubyのコミッターの皆様の活動に感謝です。